非上場株式売却の際の税金

非上場株式売却の際の税金

 最近、知人がエンジェルとして投資していたあるベンチャー企業(非上場)の株式を売却しました。彼は投資家として起業家を創業時から見ていました。起業家自身しっかりと成長し、あとは自己資金で大丈夫とのことで、晴れてイグジットすることができました。

 こうしてベンチャー起業家が育っていくのを見ることは彼にとって本当に嬉しいことだそうです。そんな中、非上場株式の売却についての税金は一体どうなるでしょうか?気になるところですので解説いたします。

 まず上場株式と合算することができるのでしょうか?結論から言うと、顧問税理士にも確認したところ「できない」との回答でした。上場株式と非上場株式は分けて考えます。

 例えば、上場株式でマイナス100万円で、非上場株式でプラス100万円だとしたら、本来は相殺してプラマイ0になるはずです。

 しかし、上場株式と非上場株式は分けて考えるので、非上場株式のプラス100万円にはきっちり税金がかかります。約2割の税率です。(平成27年までは合算できた)

 さらに、非上場株式で損しても、損失の繰り越しはできないと顧問税理士よりアドバイスいただきました。このような制度だと、若者やベンチャーへの投資が促進されないですよね。政府には日本経済活性化のためにもなんとか改正してほしいところです。

 ということで、非上場株式の売却益は、上場株式とは別で考え、税率は20%(所得税15%+住民税5%)です(参照:国税庁HP https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1463.htm )。※ただし復興税除く

鷲津辰巳

ファイナンシャルプランナー。小規模企業経営者向けに資産形成などのファイナンシャルプランニングを行っている独立系FP。著名雑誌にて「お金の専門家」として監修紹介されるなど、多方面で活躍中。

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